黒板・紙・Excel中心の働き方から脱却! Webサイトとkintone連携で業務の透明性と効率を大幅アップ
公開日:2025.12.25

山口県周南市のライニングサービス株式会社様は、プラントメンテナンスを専門とする企業です。近隣の化学コンビナートを中心に、配管の補修や洗浄などのメンテナンス事業を手掛けています。
さらに、その技術を活かし、温浴施設や介護老人施設における温泉配管の洗浄など、衛生管理事業にも対応。安全性と清潔さを守るサービスを提供しています。
巨大プラントから、癒やしの温泉まで。見えない配管の「健全」を守り抜く
――ライニングサービス株式会社様の事業内容について教えていただけますか?
当社は主にプラントメンテナンス事業を手がけています。近隣のコンビナート工場における配管の補修や洗浄が中心ですね。また、その洗浄技術を応用し、民間の介護老人施設や公共の温浴施設などで、衛生管理事業も手がけています。
――「温浴施設の洗浄」というとイメージがしやすいですが、プラントのメンテナンスは馴染みがない方も多いかもしれません。
そうですね、説明するのはなかなか難しいです(笑)。
工場やプラント、タンクなどには、法令で定められた定期的なメンテナンス義務があります。特に近隣の化学コンビナートでは規制が厳しく、年に一度、工場全体を止めて大型の「定修工事」を実施する必要があります。
その際は、配管の洗浄や、タンク内の液体を吸引車で吸い出して保管します。いわゆるハウスキーピングのような清掃とは異なり、工場のインフラを守る専門的な「清掃業」です。
工場やプラント、タンクなどには、法令で定められた定期的なメンテナンス義務があります。特に近隣の化学コンビナートでは規制が厳しく、年に一度、工場全体を止めて大型の「定修工事」を実施する必要があります。
その際は、配管の洗浄や、タンク内の液体を吸引車で吸い出して保管します。いわゆるハウスキーピングのような清掃とは異なり、工場のインフラを守る専門的な「清掃業」です。
もし配管が詰まり機械が止まれば、1日で数億円の損害が発生する場合もあります。工場にとってはすべての配管が製造に関わる重要な部分なので、責任を持って対応しています。
ときには遠方へ出向くこともありますが、手広くやりすぎて足元がおろそかにならないよう、地域に密着した活動を大切にしています。そして、何よりも技術で「やっぱりライニングサービス、さすがだよね」と言われることを目指していますね。これは先代からの受け継いだ想いです。

Webサイト運営の悩みを解消! 「おりこうブログ」の使いやすさ
――2019年よりシリーズを超えて長く「おりこうブログ」をご利用いただき、ありがとうございます。それ以前のWebサイト運営と比較して、「おりこうブログ」の操作性や使い勝手はいかがですか?
以前のWebサイトでは、修正のたびに業者の方へ電話やメールで依頼していましたが、意図がうまく伝わらず何度もやり取りが発生するなど苦労がありました。
今は自分たちの感覚で自由に編集できる点が気に入っています。さらに、自分たちでは気づかない誤字や、スマホなど異なる端末での表示崩れを第三者の視点でチェックしてもらえるのも安心です。カスタマーセンターや営業担当の方から連絡をいただけるので、まるで同じ会社のスタッフのように親身にサポートしていただき、とても助かっています。
黒板・紙・Excel中心のスケジュール・日報管理で課題が山積み…
kintoneとWebサイト連携で解決!
――これまで長らく「おりこうブログDS」をご利用いただいていましたが、今回「おりこうブログDX」へバージョンアップされた背景やきっかけをお聞かせください。
きっかけは、販売店さんが主催しているkintoneの事例共有会でした。普段は私一人で参加していたのですが、ある日社長を連れて行ったんです。
そのとき、社長が唯一食いついたのが「kintoneとWebサイトの連携」でした。「これ面白くない?」と。kintoneとWebサイトを連携すれば、問い合わせの進捗や内容が見えるようになる。それを聞いて社長も「これなら助かるね」と頷きました。
そこで「おりこうブログDX」を導入し、Webフォームとkintoneを連携。フォームからお問い合わせがあると自動でkintoneに登録される仕組みを構築しました。
ちょうどWebサイトの更新時期だったので、「今がチャンス! 」と思い、営業担当さんに相談して、導入を決めました。

――ちなみに、kintoneは「おりこうブログDX」とは別のタイミングで導入されたのでしょうか?
はい、別のタイミングで始めました。
最初のきっかけは、業務予定の管理です。当社では黒板に「今日の業務予定」や1週間の予定を貼っていましたが、コロナ禍で休みがあると「来週どこの現場に行くのか分からない」という状況になってしまいました。連絡はメッセージアプリで行っていましたが、「毎日黒板を写真で送る?」「休んだ人に個別連絡するの?」といった課題がありました。
そこで、電子黒板のように業務予定が共有できる仕組みがあれば便利だと思い、検討を始めました。さらに、せっかくなら日報も業務予定と一緒に入力できるようにしたいと考え、kintoneの導入を決めました。
――黒板で管理していると、情報の共有が大変ですよね。日報にも何か課題があったんでしょうか?
そうですね。
日報も最初は紙で管理していましたが、現場ごとに書き方に差があり、まとめるのが本当に大変でした。
さらに、パソコンに苦手意識を持つ従業員も多い状況でした。「パソコンが出来て当たり前」の時代ですし、練習も兼ねて紙からExcelでの提出に切り替えました。ただ、これも一筋縄ではいきません。
計算式を誤って消してしまったり、独自の書き方で集計が崩れることがしばしばありました。数式が壊れたExcelのコピーを繰り返すうちに表がずれ、管理がどんどん煩雑になっていきました。集計作業は後回しになり、「気が向いたらちゃんと集計するから」と言い続けているうちに、気づけば5年。現場が忙しくなると、一人でこれを続けていくのはもう無理だと限界を感じました。
そんな時、販売店さんのセミナーでkintoneを知り、「これはいいかも」と。社長に相談したところ、「俺は分からんから、とりあえず会社に問題ないようにいいようにやってくれ」と任せてもらえました。そこから販売店さんと相談しながら構築を進め、約1年で自分たちでも使いこなせるようになりました。
問い合わせ対応の見える化で業務改善
kintoneと「おりこうブログDX」連携の効果
――現在Webサイトのお問い合わせフォームと、kintoneを連携してご活用いただいておりますが、導入した後の効果などはいかがでしたか?
問い合わせの件数自体は大きく増えたわけではありませんが、以前は代表メールに大量のメールが届き、問い合わせなのかDMなのか分からない状態でした。
kintone連携機能を導入したことで本当に必要なメール(お問い合わせ)を確認できるようになりました。
――kintoneでお問い合わせが見える化したことが効果につながっていますか?
そうですね。導入前は「誰が対応したのか」が不明確で、「誰か見ているだろう」という他力本願な対応になりがちでした。
お問い合わせを見える化したことで、それぞれの得意分野に合わせて、「これは私がやるべきことだな」「これは別の方が得意だな」と振り分けができるようになりました。
お問い合わせを見える化したことで、それぞれの得意分野に合わせて、「これは私がやるべきことだな」「これは別の方が得意だな」と振り分けができるようになりました。
さらに、kintoneでコメントが残せるので対応状況が一目でわかり、過去の類似案件についても簡単に参照できるため、社内での共有がスムーズになったことが大きな効果です。
――社内での意識はいかがでしょう。
当初は日報管理や業務予定管理のためにkintoneを導入しましたが、運用を進めるなかで「自分の分の日報も入力しておいて」と人にお願いする方もいました。しかし、おりこうブログDXのお問い合わせフォームとkintoneを連携することで、「お問い合わせが来ているかもしれないからkintoneを見よう」という意識が社内に芽生えた点が、とても良かったと感じています。

kintoneと連携しているお問い合わせフォーム

kintoneと連携しているレジオネラリスクチェックフォーム
席を動かず在庫管理! kintoneでラクラク見える化
――問い合わせ管理のほかに、kintoneを活用されている業務などありますか?
主に2つあります。
1つ目は在庫や消耗品の管理です。
以前は在庫の持ち出しに課題がありました。一度に大量に持っていく人もいて、数を数えるのが面倒でした。そこで、kintoneで「現在の在庫数」を管理し、持ち出したら記録する仕組みに変更しました。減った数がすぐわかるので「残り5個だから注文しよう」と判断できます。これも見える化ですよね。
在庫を数えに行く必要がなく、座ったまま管理できるので、動かなくてよくなりました(笑)kintoneのおかげです。
2つ目は工場内の安全確認を行うパトロール専用の日報です。安全担当者が現場をチェックし、結果をkintoneに記録しています。社長もリアルタイムで「問題なかったんだね」「このパトロールだったんだね」と確認できます。
安全管理の透明性が高まり、報告の手間も削減されました。
――最後に、kintoneを導入して業務を効率化したい方へ、アドバイスをお願いいたします。
kintoneは、思ったよりも簡単に始められるツールです。たとえば、普段使っているスマホのメッセージアプリも、流行したばかりのころは不安を感じる人も多かったと思うんです。ですが、使い始めたら身近になって毎日開きますよね。それと同じで、一度導入すれば自然に業務に溶け込みます。
kintoneというソフト・システムみたいな堅苦しいものではなく、身近にある「スマホ」のような感覚で使っています。
kintoneにはテンプレートがたくさんあって気軽に追加・削除できるので、スマホでアプリをインストールする感覚で日々使っています。
導入のハードルは高くありません。「思ったよりも簡単だった」というイメージです。「やってみてもいいんじゃない?」という気持ちで始められるのがkintoneの魅力です。
今回のインタビューで印象的だったのは、ライニングサービス株式会社様が独自に進めていたDX化が、kintoneの導入によって大きく加速した点です。さらに、「おりこうブログDX」とkintoneの連携による問い合わせ管理の改善は、業務の透明性を高め、社内コミュニケーションを変える結果につながりました。
DX化は決して大企業だけのものではありません。今回の事例が、「自分たちにもできるかも」という勇気を与えるきっかけになれば幸いです。
DX化を進めたいけれど、何から始めればよいのかお悩みの企業様は、ぜひお気軽に資料請求や無料体験版をご利用ください。

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